【回答】栽培しているお米は酒造好適米と言って,お酒の醸造に用いるお米のため,普通の主食用米(あきたこまちなど)とは味は劣ります。が,有志で食べたところチャーハン,だまこ,きりたんぽ,リゾットなどではとても美味しく食べれました。そのまま食べてもあっさりしていて,それが美味しいという人もいましたよ。育ち方は,処理水をたくさんいれると普通の栽培方法よりも旺盛に生育する傾向がありました。ただしお米は味の観点から言うとすごく育てば良いというわけでもないので,その辺の加減を今研究しているところです。
【回答】お米の量は,普通に栽培した方法と比較しても大きく見劣りするものではありませんでした。質については,処理水をいれるとタンパク質が多くなりました。タンパク質は,お酒にする上ではマイナスなので,その含有量をコントロールする方法を研究中です。
【回答】野菜については私のところでは研究はしていませんが,Bistro下水道の関係で食べた,処理水で育った野菜はどれも美味しかったですよ!
【回答】全てのトイレがロハスのトイレになることはないと思いますが,立地や経済的な事情により,低コストのトイレや水処理設備が必要とされる場所には,広がっていく可能性があるのではないでしょうか。山の上にあるバイオトイレ,なども同じような発想ですね。
【回答】コレラやペストが大流行する可能性は,先進国では極めて低いでしょう。後進国でも,これらの疾病に対する治療方法は確立されているので,中世のような大流行は発生しないと思います。ただしこうした菌は未だに存在しており,地域によっては流行し,死者も発生している現状です。
【回答】ペストもコレラも,細菌による感染症です。これらは地球上に存在し,完全になくなることはあり得ません。したがって,人類の脅威というレベルでの大流行は起きなくなりましたが,抹消・絶滅という形で地球上からなくなることはあり得ません。
【回答】どうしてでしょうね?私も分かりませんが,呪術的な意味合いが強かったのではないでしょうか。今から見たら怪しいだけですが,当時は生死がかかっているわけですから,真剣に考えられたデザインなのでしょうね。興味があれば調べてみましょう!
【回答】これは難しい質問ですね。研究と言っても色々な研究がありますね。何を目的にするかによっても効果は変わりそうです。効果が全くない,と言い切れる研究はそもそもないようには思いますが,どの位,と言われると一概に答えられなそうです。答えにたどり着く一番の方法は,自分がそうした研究に取り組むこと,でしょうか!?
【回答】大変かどうかは,人それぞれのように思います。同じ時間,仕事に取り組んでいても,楽しいと思えることなら,大変さよりもやりがいや達成感につながるでしょう。開発・研究と技術職の大きな違いは,新しい情報・知識・価値観・技術などを生み出すか,あるいはそれを組み合わせて用いるか,という視点だと思います。どちらも意義のある仕事だと思います!
【回答】授業の受け方についてですね。もちろん全く問題ありませんよ!
【回答】私もあまり本格的にやった経験はないですが,プログラミングをするのであればコンピューター言語の習得が必要になるので,私にとってそれは難しいですし,時間をかけて取り組む強い興味もありません。でも,そうしたことが好き・得意な人にとっては,簡単かもしれませんね。ちなみにSimulation:シミュレーション,ですね。
【回答】浄水処理は飲み水を作る,排水処理は使った水をきれいにすることですね。これらがしっかり行われていれば,健全な水循環が保たれます。ではその手順はどうするか,というと,簡単に言うと,浄水処理では沈殿,砂ろ過,消毒,排水処理ではやはり沈殿,生物による分解,消毒,などによる処理が一般的ですが,色々な方法があります。水中にいる微生物や生物は,基本的に人体には有害なので,適切に除去しなければなりません。水循環は,河川や地下水を経由して海に水が流出し,雲となって陸地に雨が降るというサイクルが基本です。詳しく知りたい人は,土木・建築系で勉強しましょう!
【回答】環境問題に対する活動は世界中で様々な形で行われているようで,特に若い世代の人が声を上げ,SNSなどで活動を伝えています。日本の若い世代は,国際的にみて環境問題への興味関心が低いということも言われているようです。国際的なNPOやNGOの活動も,気候変動,海洋環境,森林環境,廃棄物などの分野で行われています。ネットなどで調べてみてはどうでしょう!?
【回答】予測できるような災害は,対策がとれるので被害が軽減できる,と解釈しました。その通りで,そのためのモデル予測ですね。ただし,軽減できれば被害が「問題にならないレベル」になるかというと,そうとは限りませんね。気候変動のように甚大な影響を及ぼす問題については,長期的な予測に基づいて,軽減のための行動を選び取っていくことは有効だと思います。書いてくれているように,予測できない危険な災害を,予測できるように科学的な知見を蓄積していくという視点もまた,重要ですね。
【回答】環境は,少し細かく定義すると「生物を取り巻く物理化学的要素」を指します。生物と環境からなるシステムが生態系,です。したがって,「環境工学」では動物や植物などの生物は厳密には対象にしないことになります。ただしこれは定義の問題で,実際には環境を評価するためには動物や植物の影響を把握する必要がでてくる場合もあり,その場合は動物も対象にします。その場合の動物は,いわゆる動物園にいるような動物の影響から,細菌・ウイルスなどの目に見えない微生物など,さまざまです。
【回答】環境工学の分野では,本格的なプログラミングは通常勉強することはないと思います。少なくとも高専のカリキュラムではありませんし,大学でも同様だと思います。ただこれからはAIやビッグデータの時代ですので,どんな分野であれ,必須のスキルになっていくかもしれませんね。
【回答】どうでしょう,私にも分かりません(笑)。人口というのは日本のことでしょうか,それとも世界のことでしょうか。前後の脈絡もあるかもしれませんが,人間社会の活動を無視すれば,生態系の維持はいくらでもできますね。ただそうやって維持された生態系の価値は,誰にとっての価値なのでしょうか。例えば地球に人間が出現する前の生態系は,人間以外の動植物にとっては均衡がとれていたはずです。では人間がいない方が良い(人口は半分で良い)のでしょうか?何のための「生態系の維持」なのでしょうか?考えてみましょう。
【回答】食品添加物も色々なものがありますね。ロハスのトイレは微生物の力で分解できるものしか除去できないので,微生物が分解できないものは除去できませんね。ただし,食品添加物の中に極端に生物が分解できないものは入っていないように思います,そもそも食べ物ですしね。自分でも調べてみましょう!
【回答】法律で定められている安全な水,は水道水の水質です。水道法という法律があり,水道水質基準,という基準の中で,51項目に関して数値基準が定められています。安全な水が使える,飲めるというのはありがたいことですね。
【回答】一般的に水俣病と言えば熊本県水俣市で起こった公害病,新潟水俣病は新潟県阿賀野川流域で起こった公害病を指します。どちらも水銀に起因するものです。
【回答】特にアジア,アフリカ地域が多いです。経済格差の問題がそのままインフラの普及率にも反映しているという状況ですね。
【回答】自分がなりたくない,という点で個人的な対策をとるならば,アヤシイ水や食べ物は飲み食いしないことですね。ただ,そうしたものを食べたとしてもよほどの高濃度のものを食べない限りは,すぐに症状がでることはありません(急性毒性と言います)。逆に低濃度のものを長く食べ続けることで,症状がでることもあります(慢性毒性)。後は当然ですが,被害者にならないように気を付けるとともに,加害者側にならないように注意することも大切ですね。
【回答】これは壮大な質問ですね。勉強して,研究者を目指しましょう!
【回答】ごめんなさい,なるべく見やすいスライドを心がけていますが,見にくいものもあったかもしれません。ただ,相対的に小さい文字の内容は,重要性が低いです。重要な部分は口頭でも説明していますので,しっかり説明を聞いてもらっていれば大事な内容の理解はできていると思いますよ。
【回答】日本では水道の普及率はおよそ99%で,ほとんどの人が安全な水=水道水を使える状況にあります。それ以外の人は,ほとんどの人は意図的に水道水が届かない地域に住んでいる人だろうと思います。つまり,日本では希望すれば(あとお金を払えば),安全な水は全ての人が利用できる状況にあるでしょう。
【回答】うーんこれも壮大な質問ですね。勉強して,研究者を目指しましょう。それか政治家かな?
【回答】改善,という言葉の意味で違ってくると思いますが,今の進行の速度が遅くなる(緩和)という意味では改善されると思います。一方で,完全に元通り,となるには長い年月が必要になるでしょうね,私たちの世代が生きている間は無理だと思います。
【回答】興味を持ってくれてありがとうございます^^。私は水環境からの温室効果ガスを削減するための研究と,下水道資源の農業利用に関する研究を2本立てでやっています。興味があればお話ししましょう!
【回答】建築・土木分野では,色々な建設物を作りますね。その過程では少なからず自然を改変します。したがって,その影響を事前に予測したり,回避したり,環境に生じた影響を緩和したり,環境を修復したりする必要があります。その点で環境工学との接点が生じます。
【回答】難しい質問ですね(笑)。温暖化については,人間の活動による影響に加えて,太陽活動などの自然由来の影響もありますね。人間の活動はある程度は制御できますが,自然活動は制御不能です。ただ,人間の活動を変化(特に化石由来エネルギーの削減)させることで多少なりとも温暖化の速度は遅くすることができると思いますし,あとから後悔をしないようにできることをやるという姿勢が重要だと思います。一方で,化石由来エネルギーからの脱却は,温暖化防止以外の観点でも,資源循環や環境保全など様々なメリットがありますので,それらも大きな要素です。コロナは現在進行形ですが,個人的にはいずれ収束していくと思ってます。我慢ですね。
【回答】ペストは細菌によるものですね,ウイルスと細菌は厳密には違いますが,一番の違いは,ウイルスは何かに寄生しないと生きられません。さてペスト菌がどこから来たのか,ねずみに寄生するノミが媒介したと言われていますが,ではそもそもペスト菌はどこから…?それは誰にも分かりません。ただし自然界から消えたのではなく,今もどこかに存在しているのは間違いありません。どんな病原菌も環境中から消え去ることは,よほど地球の状況が変わらない限りはないでしょう。自然界から消えたのではなく,人間がそれに対処する術を身につけたため(抗生物質・ワクチン),人間社会の中で感染が広がることが激減したというのが正しい理解でしょう。
【回答】例えば水環境に関するものであれば,アオコ,赤潮などがあります。いずれも藻類=植物プランクトンの異常増殖によるものです。経済発展が著しい中国では,巨大な湖がアオコで埋め尽くされることも問題になっています。実際に現地に行って,フィールドワークを行っている知人の研究者もいます。
【回答】専門用語でしたね,SOxとは硫黄酸化物で,xには酸素原子の数字が入ります。SO2:二酸化硫黄,など。NOxは窒素酸化物で,NO2:二酸化窒素,などです。いずれも大気環境汚染の指標となる物質です。
【回答】正しくはライフサイクルアセスメント,ですね。授業の中でもあったように,バーチャルウォーターやウォーターフットプリントによる評価が行われています。例えば作物を輸入する場合,その作物が作られた際に消費された水を間接的に輸入していることになりますね。そのようにして,水資源を間接的に消費している分を数値として示します。例えばバーチャルウォーターの計算は,外国産のバナナを一本買った場合,そのバナナ一本の栽培に必要な水の量を外国から輸入している,そんなイメージです。
【回答】どこからでしょう,私にも分かりません。未知のウィルス,微生物は世界中を探せばどこからでもでてくるでしょう。ただしそれらが人間の生活圏に流行するには,どこかでそのウィルスが人に入り込む必要がありますね。もっとも,その経路を推定するのは至難の業のようです。
【回答】ごめんなさい,なるべく大きくしているつもりなのですが,大きくしすぎると情報量が減ってしまいます。なるべく口頭で重要な情報は話すようにしているので,話をよく聞いてくれれば,重要な情報は見逃すことはありませんよ。
【回答】現在の日本では,健康被害のでるような公害病というのは,大規模なものはないように思います。一方で,世界に目を向けると劣悪な環境(例えば鉱山労働者)で働く労働者や,汚染された水(例えばヒ素)を飲むことで,健康被害が発生しているケースもあります。
【回答】微量化学物質とは,文字通りとても微量,一般的にはナノレベル(10のマイナス9乗)で検出される化学物質です。近年は分析技術の発達により,こうした低濃度の化学物質が検出可能になりました。それらの物質を摂取することによる健康被害や,環境中の生物への影響が存在することが分かってきており,それを改善することが必要とされています。どんな物質があるか,自分で調べてみましょう!
【回答】簡単なようで,深くて難しい質問です。答えはYESでもあり,NOでもあります。知りたいあなたは土木・建築系で勉強しましょう。
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From 2018/11/7
秋田工業高等専門学校創造システム工学科
土木・建築系 准教授 増田周平
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